21エモン
1991年5月2日〜1992年3月26日 テレビ朝日系列。
2051年、地球は宇宙人たちとの交流が進み、国際連合ならぬ星間連合にも加入して、多くの惑星からの観光客が訪れる一大都市星となっていた。
そんな中、老舗のおんぼろホテル「
つづれ屋」は江戸幕府の成立とほぼ同時に旅館として開業して以来、初代当主の
壱右衛門、二代目の
仁右衛門、三代目の
参右衛門・・・と20代にわたって細々と続いてきたが、近年は豪華なホテル・ギャラクシーやホテル・オリオンなどに圧倒され、潰れる寸前であった。
当主の
20エモンは必死だが、跡取り息子の
21エモンには宇宙パイロットになって活躍するという夢があった。
家業に専念して欲しい父親と時には衝突しながらも、ホテル業を手伝う
21エモンは、「
つづれ屋」で働く愉快な宇宙生物
モンガーやロボットの
ゴンスケたちと騒動を繰り広げる。
その後、
21エモンは遂に父親の理解を得てロケットで宇宙へ旅立ち、冒険物語へとシフトして行く。
原作発表から23年余を経てようやくテレビアニメとなった。
キャラクターデザインや設定の一部が変更され、エピソードは原作及び「
モジャ公」から流用がある。
しかし長寿作品が多かった
シンエイ藤子アニメとしては、全39話という不名誉な記録で放送を終える。
チーフディレクターを務めた
原恵一によると「原作は古いもののため、そのままアニメにするのは難しい」という思いがスタッフの中にあり、内容をかなりいじったという。
テンポ良く、とがった演出をしようとしたため、自分で苦手な部分を無理してやったのではないかと語っている。
第1話では
ドラえもんがゲスト出演しているが、台詞が全くない背景キャラクターとして数秒間の出演であり、
21エモンとも絡んでいない。
また、この作品のメインスタッフは「
エスパー魔美」「
チンプイ」と本作まで長らく藤子作品を手掛けていたが、これを機に演出の安藤敏彦と脚本スタッフ(もとひら了は除く)以外は「
クレヨンしんちゃん」へと移行し、「
ドラえもん」以外の
シンエイ藤子アニメは、これが最後の作品となった。
OP『
おーぃ!車屋さん』