ジャングル黒べえ
1973年3月2日〜1973年9月28日 テレビ朝日系列。
アフリカの密林に住むピリミー族(ピグミー族のパロディ)大酋長の息子である
黒べえ(本名:
クロベンボコ・ベロチョンタ・ベンボコリンコン・ブラブラボロリン・ボロボロボロリン・バエボコロンタラ・タラリロレンベエ)が、飛行機を大きな鳥と勘違いし、捕らえようと車輪にしがみついたものの日本上空で力尽きて落下し、落ちた先=佐良利家で看病されたことを機に佐良利家に恩返ししようと得意の魔法や呪術で騒動を巻き起こす、というギャグタッチの物語。
なお、
藤子不二雄Aの漫画『
黒ベエ』とは無関係。
本作は藤子作品としては珍しくテレビアニメ化企画が先行した作品で、キャラクターの原案は
宮崎駿によって考えられた。
テレビの企画先行という事情もあり、藤子は『なかなかキャラクターに感情移入出来なかった』と後に語っている。
1989年7月に「黒人差別をなくす会」が、同じく藤子作品である「
オバケのQ太郎」の「国際オバケ連合」の回の描写が黒人差別であると指摘。
これを受けて、藤子プロ、単行本を出版していた小学館、中央公論社が「
オバケのQ太郎」の当該エピソードが収録された単行本を増版中止・回収措置をとったが、この際に余波や後難を避けるため、抗議や指摘がなかった本作を同時に自主回収したと見られている。
その後、本作を封印扱いとし、単行本は絶版、「
バケルくん」第2巻に収録された一部エピソードや藤子不二雄の漫画百科なども別作品に差し替え、アニメ版は放送を自粛し、事実上闇に葬られてしまった作品となった。
主題歌はアニメ主題歌オムニバスなどで現在も入手可能であり、稀にテレビでも流れることがある。
アニメに関しても、権利元である東京ムービーは『差別的だというクレームに対応出来るメーカーが名乗り出れば、メディア化は不可能ではない』としているが、今のところ再放送及びソフト化の予定はない。
またアニメの
黒べえのTV出演は
藤子不二雄ランドのCMで最後となった。
OP『
ジャングル黒べえの歌』